「鬼神楽」企画完成に伴い
完成のお祝いに、と、いただいたものがございますので
こちらのページにてご紹介させていただいております。

《2010年5月1日現在》


改めまして、企画者二人より、ご挨拶など…
企画者:渡瀬絵美より


こんにちは。
企画者の片割れ(補佐役)の、渡瀬絵美です。
友人のヤマトアキの発案で始まった この『鬼神楽』も、この度 無事完結となりました。


声の活動を始めたばかりで、まだ《ボイスドラマ製作》の大変さが分かっていなかった2人が、 「自分たちでドラマを作りたい!」と始めたこの企画。
……今思うと、2人とも若かったなーと(笑)。


世界観的に、外来語(カタカナ)を使わないように…と台本を書くアキに、
「ねぇ、“ナイスフォローだ!”って、何て表現したらいいかな?」
と聞かれ、


絵美「……良い補助だ。」
アキ「………。」


なーんて会話を交わした事も、いい思い出です(笑)。


この『鬼神楽』ではキャストとして、珠菜と巴の2役で参加しました。
実は、珠菜タイプの役って、それまではあまり演じた事がなくて…。
(オフでは意地悪系とかタカビー系が多かったのよね)
初期の自分の声を聞くと(音質も含めて/汗)、「うひゃ〜」な気分です…。
でも、羽霧との会話(言い合い?)や、一族の仲間との会話など、どれも話していて 本当に楽しくて!
キャラがそれぞれ、生き生きしていると言うか。
この辺り、アキの書くお話(台本)を、私が好きな理由なんだろうな〜って思っています。


他にも、PCの前で歌をうたって、それをネット上に公開する…という初体験もしました。
(当時は全力で伏せてました!…が、数年後アキに、サイト表記でバラされまちた/笑)
企画完結記念のエイプリルフール企画では、挿入歌の作詞や…
実は、コーラスとかも こそっとやってみたりなんかして。

「見知らぬ人たちと、1つの作品を創る」ことも含め、
色々な“初めて”に満ちた作品 = 私にとっての鬼神楽でした。


企画を進める中、途中で私のリアルでの仕事等が忙しくなり、メール担当などもアキにお願いする事になり…。
本当に、彼女には負担をかけてしまったな…と、反省しきりです。


5年という長い歳月、『鬼神楽』の世界を創り、育て、そして愛してきたアキちゃん。
鬼火一族と東風一族。
同じ顔なのに、性格や口調が全く違う…という、1人2役を演じきって下さった、一族担当のキャストの皆様。
武士や女中、鬼火メンバーの幼少期やナレーションなど、この『鬼神楽』という世界に、決して欠かす事のできない彼らを、多彩な声で表現して下さった キャストさんたち。
主題歌を作曲して下さったしんさく様や、
エンディングの作詞作曲、果てはエイプリルフール企画にまで協力して下さった、あきのこた様。
私の別活動での繋がりから、それまで“ネット公開のボイスドラマ”というジャンルすら知らなかったのに、キャラ彩色担当へと巻き込まれて下さったCOO様。
『鬼神楽』という企画の看板とも言うべき、タイトルロゴを作成して下さった、羅氏カナタ様。


このドラマ製作にご協力頂いたスタッフの皆様、長い間 本当にありがとうございました!


そして、5年前。
私の仕事の都合上、1ヶ月にも満たない募集期間となってしまった中、世界観やそれぞれのキャラクターに興味を持ち、応募して下さった方々。
この企画を知り、応援リンクを貼って下さった方や企画様。
何より、この『鬼神楽』を聴き、彼らの戦いと生き様を見守って下さった、全ての方々に。


感謝の気持ちを込めて…――

本当に 本当に、ありがとうございました!!




渡瀬 絵美
企画者:ヤマトアキより


改めまして、
これまで支えてくださったすべての方に感謝を込めて。

こちらが感謝してまわらなければならないところを
気づけば周りの方々のほうから温かいお言葉をいただき
更にはすばらしい頂き物まで…本当に本当にありがとうございます。

企画者ヤマトアキとしてのご挨拶の言葉は
先日すべて書きつくしてしまった感があるので、
ここはあえて自分のキャラについて語ってみようかと思います。
(それ以外のキャラについては、もし書けそうなら
 企画日記にでも一人ずつ書いていこうかなと思ったりもしてますが
 ただもう企画日記も見ないかなと思うと、まあ…そのうち何か考えます)

私は、キャストとして比奈伎と卓麻を担当いたしました。
最初に「やりたいキャラ」ということで選んだはずなのに、
気づけば、本当にやりにくいキャラになっていたと思います。
卓麻はともかく、比奈伎は最初、もっとクールでできる男の(ハズ)でした。
それが「あんな感じ」になってしまったのは、すべて私の責任です。
本当にゴメンヨ

予定以上に、かなり頼りない存在へなっていってしまった比奈伎でしたが
鬼神楽関係者様の間では「アレで(が)いいんじゃない?^^」という感じで
あたたかく見守っていただけて、話と共に成長していっていたのではないかなと…
一時期、企画者としての自分と
キャストとしての自分に折り合いをつけられず
いっそ、比奈伎をどなたかに後任で…と真剣に悩んだ日々もありましたが
どうにかこうにか、最後まで演じ終えて、ほっとしております。
「(演技を聞いてから絵を見たら)比奈伎が思った以上に美青年だった」
と言われたのも懐かしい思い出です。

ああいう結末でしたが、
比奈伎は鬼火の一族として生きられて本当に幸せだったと思う。
そして卓麻も、なんだかんだ一族を大事にしてた(と思う)し
…そういえば卓麻の方がアクションシーンが多くて
個人的には比奈伎でアクションもやってみたかった気がします。


鬼神楽では、まだまだあたためているSSなどが手元にあるので
それもいつか表に出せたら良いなと思っています。
はるか昔から書いている「望国」も、実はまだ続いていたり…
でもこれらは、本当に、のんびりと進めていけたら良いなと思ってます。
何か、形にできたら幸せだなと思うけど(本とか?)


「5年間良くがんばったね」と言っていただけることが多いのですが
5年もの間ほとんどの関係者さんが
この企画を見捨てず、信じて、支えてくださってきたおかげなんです。
周りの友人たちが、支えてくれていたおかげなのです。


更にありがたいことに、「これからも作品作りを続けてね」と言っていただけて、
創作者の一人としてこれ以上の喜びはありません。
ただ、自分の中で「鬼神楽以上の作品はもう作れないだろうな」という
(悪い意味ではなく)一つの壁のようなものが生まれたのは事実です。

…まあ、作ろうと思ってもこれから5年もかけて…
なんて思ったら本気で気が遠くなるわけですが…(笑)

「鬼神楽」が終わったらそのまま自分も消えよう。
創作も活動もこれで最後にしよう。

そんな思いを抱えてやっていた時期もありましたが、
絵美や、周りの友人たちに、「アキの作る話好きだよ」と
言ってもらえる以上は、そして、自分の中に創作熱が燃えている以上は
これからもきっと、ぽろぽろと何かを作っていくんだろうなぁ、と思います。

こんなに長い間 拘束し、一つの企画をずるずると延ばしてきたのに、
それでも、鬼神楽だけでなく、私の新たな誘いを受けてくださる方々は、
本当に本当に、非常に奇特な方々だと思います(笑)

そういう、心の広い方々に愛されたこの「鬼神楽」は、本当に幸せだったと思う。

始まってから一ヶ月以内で音信不通の方や環境が急変した方がいたりと、
初めての企画にしては初っ端から結構波乱万丈な出来事が重なったりしたのですが
それすらも乗り越えていける、そんな力を与えてくれる、
そういう関係者さまに出会えて、本当に本当に、恵まれていたなと実感します。

よく、「5年前に戻って、
企画を立てようとしてる自分に『企画は計画的に!』と言ってやりたい」
なんて言ったりもしていますが
この話は、あの時じゃなきゃ書けなかった。
あの時だからこそここまでやれたんだと思う。
こんなに年月をかけてしまったことは本当にお詫びの言葉しか出てこないんですが…
でも、ここまでやらせていただけて、本当に本当に、幸福でした。


企画者としても
脚本書きとしても
編集者としても
絵師としても
作詞家としても
歌い手としても
キャストとしても

すべてを経験させていただき、
たくさんのことを学ぶ機会をいただき
すべてを出しつくし、
私は、鬼神楽関係者の中できっと、いちばん幸福です。




企画完成のご挨拶代わりの記事はこちら
http://crp.jugem.jp/?eid=457
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