【出演キャラ】(敬称略)

朱音=masato
寿々加=まつしま
珠菜=渡瀬絵美
比奈伎=ヤマトアキ
羽霧=ふじわらきょう
佐久弥=宮口夕樹
伊織=月城星流
夜紫乃=穂河栞奈

脚本&編集:ヤマトアキ

●鬼神楽●
【―月夜(つきよ)のしたで―】
キャラ :番号
「セリフ」
(2006年3月24日作成)
夜紫乃 :01 「これで…最後っ!」
寿々加 :02 「こっちも、だ!」
夜紫乃
寿々加
:03 ※「よっしゃー!(パアン!)」
伊織 :04 「寿々加! 夜紫乃ー! そっちはどう?」
夜紫乃 :05 「伊織! もちろんバッチリだよ!」
伊織 :06 「さすが夜紫乃! いつもながら仕事が速いよね」
夜紫乃 :07 「えへへー、それ程でも♪」
寿々加 :08 「こらこら、俺の存在を忘れんな。この働きは半分以上俺のもんだぞ」
伊織 :09 「寿々加〜、大人気ないよ〜!」
寿々加 :10 「うるせー!」
三人 :11 ※「(笑う)」
(そして)
朱音 :12 「珠菜、羽霧! 戻れ!」
珠菜
羽霧
:13 ※「(返事)」
朱音 :14 「よし。―――寿々加、夜紫乃、伊織! こちらも片付いた。引き上げるぞ!」
寿々加
夜紫乃
伊織
:15 ※「(返事)」
(タイトル)
珠菜 :16 「2006年3月25日」
羽霧 :17 「鬼神楽 月夜(つきよ)のしたで」
(戦い終わって)
夜紫乃 :18 「あー、おなかすいた〜」
羽霧 :19 「もうちょっと我慢しろよな! もうすぐ里に着くだろ」
珠菜 :20 「ですわね。もう少しの辛抱ですわ」
羽霧 :21 「里に着いたら、もうこれ以上は入らねえ!ってくらい、おかずを作ってやるからさ」
伊織 :22 「ほんと!? うわー、すごい期待してるからね!」
珠菜 :23 「ええ、任せてくださいませ」
羽霧 :24 「俺たちも腹ペコだもんな! 腕によりをかけて、美味いもん作るぜ!」
寿々加 :25 「あーごほんごほん、先を急いでるとこ悪ィんだが、ちっと寄り道してかねえか?」
伊織 :26 「ええっなに言ってんの寿々加!? 疲れたし、おなかもすいたし、早く帰ろうよ!」
夜紫乃 :27 「そうだよー、里までもうすぐじゃん!」
寿々加 :28 「そう言わずにさ、ほんの一時(いっとき)で良いからさ、付き合えって!」
夜紫乃
伊織
:29 ※「ええ〜?」
朱音 :30 「ふふ、どうしたんだ寿々加、お前がこういう事でごねるなんて珍しいな」
寿々加 :31 「お頭もみんなも、絶対気に入るって! だからみんなで行こうぜ、な!」
朱音 :32 「お前がそこまで言うのなら、私は別に構わないぞ?」
比奈伎 :33 「お頭! 早く戻ってみなに無事を知らせることの方が先だ」
朱音 :34 「(苦笑)比奈伎…相変わらず真面目だなお前は」
比奈伎 :35 「お、俺は早く仕事を片つけたいだけだ」
寿々加 :36 「そう無粋な事言うなって!」
羽霧 :37 「ふーん、寿々加がそこまで言うんなら、ちょっと寄ってくか」
寿々加 :38 「お、さすが羽霧、話が分かるぜ、そう来なくっちゃ」
伊織 :39 「ねえ、この先に一体なにがあるっていうの?」
寿々加 :40 「そりゃ見てのお楽しみ! ほら行くぜ比奈伎!」
比奈伎 :41 「う、うわっ」
佐久弥 :42 「これは…行くしかないみたいだね」
朱音 :43 「ははは。早めに任務が終わった分、少しくらいは寄り道しても罰は当たらないだろう」
(奥へ入っていくと)
夜紫乃 :44 「―――わあ…っ」
伊織 :45 「すごーい!! 奇麗!!」
朱音 :46 「これは…見事だな」
珠菜 :47 「ほんと…素晴らしいですわね」
羽霧 :48 「ちょうど満開で、見ごろじゃねえか」
佐久弥 :49 「満月の下で夜桜見物だなんて、風情があるね」
寿々加 :50 「すげえだろ! 半月前の任務の帰りにさ、この木を見つけたんだよ。
で、ちょうど今時期が咲き頃だよな、と思ってさー」
比奈伎 :51 「なるほど…お前にしては気が利いてる」
寿々加 :52 「比奈……もっと素直に褒めろよな」
朱音 :53 「これは…ただこうして見ているだけではもったいないな」
寿々加 :54 「だよなだよな!」
珠菜 :55 「確かこの辺りは、野うさぎや野鳥が多く獲れましたわよねぇ…」
羽霧 :56 「そうそう。あぁ、そーいや最近、猪が出たって話も聞いたよな?」
珠菜 :57 「では、ちょっと行って参りましょう、羽霧」
羽霧 :58 「そうだな。んじゃ、適当なの見繕ってくるぜ」
夜紫乃
伊織
:59 ※「いってらっしゃーい!」
夜紫乃 :60 「じゃあ伊織、珠菜と羽霧が食材を集めてくれてる間に、僕らは薪でも集めてこようか」
伊織 :61 「そうだね、ついでに、きのことか採ってこよっ。行こ、夜紫乃!」
比奈伎 :62 「………。…俺は、……火を用意するべきなのか?」
寿々加 :63 「お、んじゃ俺は水を汲んでくるぜ、…ってしまった、入れもんがねえや」
佐久弥 :64 「それじゃ、これはどう?」
寿々加 :65 「おぉ、鍋かぁー! …ってお前それいま何処に隠してた!?」
佐久弥 :66 「ふふふ」
寿々加 :67 「…さすが佐久弥…」
(そして。)
夜紫乃 :68 「薪、取ってきたよ〜」
伊織 :69 「えーっ、なに、鍋まであるの!? すごーい本格的!」
羽霧 :70 「おう、これで本格的な猪鍋が作れるぜ! 佐久弥が持ってきてくれてたんだよ」
夜紫乃 :71 「へえー…。…って、…こんな大きい鍋、何処に入れてたんだろ…」
伊織 :72 「…さすが佐久弥…」
羽霧 :73 「こーなると、やっぱ惜しいよなー」
珠菜 :74 「ですわよね〜」
佐久弥 :75 「何が?」
珠菜 :76 「調味料ですわよ」
羽霧 :77 「どうせ任務中は非常食だと思って、ロクな調味料持って来てねえからな〜」
朱音 :78 「なに、鍋なら酒さえあれば、お前たちの腕なら上等の味は付くさ」
比奈伎 :79 「酒…ってお頭?」
朱音 :80 「(くすくす)実は私も、な、持参していた」
夜紫乃 :81 「ええっ?」
朱音 :82 「数日前に仕込んでおいたんだ」
伊織 :83 「うわっ、これお酒〜!? 朱音さま、やるぅ!」
朱音 :84 「花見とくればやはり、これが無くては始まらないだろう?」
寿々加 :85 「なんだよー、みんな分かってたのか」
比奈伎 :86 「お前が考えそうな事なんて誰にでも直ぐ分かる」
寿々加 :87 「…じゃあお前もなんか用意してあんのかよ」
比奈伎 :88 「……」
佐久弥 :89 「(くすくす)」
(そして。)
珠菜 :90 「どうです? 羽霧、お味の方は」
羽霧 :91 「んー(味見)、ぐっ! これだけの材料で、我ながら最高の出来だぜ!」
伊織 :92 「うー、良い匂い〜! あー、みんなもいれば良かったのにね〜」
夜紫乃 :93 「そうだよね、せっかくだからさ、また今度近いうちにみんなで来ようよ」
伊織 :94 「ね!」
寿々加 :95 「とりあえず、こんな器しかねえけど…っと、即席湯飲み、人数分完成♪」
比奈伎 :96 「…こんな枝から…器用なものだな」
佐久弥 :97 「比奈伎が不器用なだけだよねぇ」
比奈伎 :98 「うっ…」
佐久弥 :99 「こっちは、お椀が完成だよ」
朱音 :100 「大したものだな、二人とも。持って帰れば普通に使えそうだ」
佐久弥 :101 「お箸はどうしよう」
朱音 :102 「小刀を代用すれば良いんじゃないか?」
佐久弥 :103 「…それで口の中を切って仕事を増やさないようにね、お頭。…比奈伎」
朱音 :104 「ははは! 努力するさ」
比奈伎 :105 「うぅっ」
(そして。)
羽霧 :106 「おーい、器を持ってきてくれ!」
寿々加 :107 「おう!」
夜紫乃 :108 「あっ、羽霧ー、こっちの方が肉が多いよ!」
羽霧 :109 「せこい事言うなよ夜紫乃、まだおかわりはあるんだからな」
朱音 :110 「…さて、きちんと全員いきわたったか?」
全員 :111 ※「(頷く(朱音をのぞく))」
朱音 :112 「では―――この美しい桜の花と、今日の勝利に」
みんな :113 ※「乾杯!」
(終わり)


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