【残暑】

●こちらはありがたくも、当企画サイト一万打記念として、
一万打(実際には一万打近く(笑))を踏んでくださったお客様への
感謝の気持ちとして公開したいと思っております。

以下にお名前のあるキャラ担当の方は、お忙しい所大変申し訳ありませんが
リクエストをお受けしておりますので、収録の方、よろしくお願いいたします。


羽霧【13】
珠菜【12】
千波流【16】
寿々加【16】
佐久弥【9】


●鬼神楽●
――――――――――――――――――――
【〜一万打記念物語:残暑〜】 フォルダ名【kiri01_役名】
――――――――――――――――――――
キャラ :番号
「セリフ」
(ある日の厨房にて:だんだん声がF・IN)
羽霧 :01 「だーから! 何度言ったら分かるんだよ、珠菜!
塩はこの一番小さい匙を使ってだな、しかも半分で良いんだよ!」
珠菜 :02 「ああうるさい事…。そんなもの、こうやって一つまみ」
羽霧 :03 「あっバカ、それにはさっき…!」
珠菜 :04 「パパっと。ほーら、これで良いじゃありませんか」
羽霧 :05 「塩を二回も振ってどうするんだよ! 少しの量の違いで味にひどく影響するんだぞ!」
珠菜 :06 「ああら羽霧、そこを何とかするのが、
賄いの腕の見せ所と言うものではございませんの」
羽霧 :07 「はぁ〜、あーやだやだ、適量といい加減さとを履き違えてるヤツは。
そういう時にロクに味を調えたりする事が出来ねえ人間に限って
「適当で良いんじゃありませんこと〜」なんて言って誤魔化そうとするんだよな」
珠菜 :08 「……それもしかして、わたくしの真似をしているおつもりなのかしら」
(会話にかぶせて、やや遠くから)
千波流 :09 「―――どっせーい!! 行くぜヤロウ共!! もとい寿々加ァ!!」
寿々加 :10 「気合入れていくぞ千波流っ、オラァ!!」
千波流 :11 「オラアァァッ!!」
珠菜
羽霧
:12_役名 ※「……」
羽霧 :13 「…何だありゃ」
珠菜 :14 「…何ですのあれ」
羽霧 :15 「二人ともミョーに気合入ってるな」
珠菜 :16 「気合というより闘志を感じますわね」
千波流 :17 「何を言ってるんだ、羽霧、珠菜! 男児が熱くて何が悪い!」
寿々加 :18 「そうだそうだ! 真の男ってのはなァ、心の内に熱き魂を抱いてるもんなんだぜ!」
珠菜 :19 「うっ、非常〜〜〜に暑苦しいですわっ」
佐久弥 :20 「そうだね」
羽霧 :21 「お、佐久弥」
佐久弥 :22 「賑やかで楽しそうで結構だけど、せっかく気候も涼しくなってきたのに
こう暑苦しいと台無しだよね」
千波流 :23 「ううっ」
寿々加 :24 「さ、佐久弥、今 俺たちの繊細な心にヒビが入ったぞ」
佐久弥 :25 「ふふふ」
羽霧 :26 「ところで、千波流も寿々加も、何をそんなに張り切ってんだ?」
寿々加 :27 「それがな」
(と、言うわけで)
珠菜 :28 「…お頭が、お化粧を?」
寿々加 :29 「そーなんだよ珠菜!」
羽霧 :30 「へえ〜、そういや、俺も一度も見たことないぜ」
千波流 :31 「任務の一環で、どうしても必要だったらしいんだがな。
だが、あのお頭が、だぞ? こんな機会は滅多にあるまい」
寿々加 :32 「そーそ、だからこっそりな」
羽霧 :33 「こっそりなんて言わなくても、普通に見にいきゃ良いじゃねえか、
別に裸を見に行くわけじゃねえんだし」
寿々加 :34 「………………裸?」
千波流 :35 「………………………はだか」
寿々加 :36 「(ハッと何かを思い出して青ざめる)い、いや、羽霧っ!
冗談でも、ンな心臓に悪いこと言うなよっ!」
千波流 :37 「(大きく息を吐き出して汗をぬぐう)……全くだ…、…死ぬかと思ったぞ」
羽霧 :38 「…何だそりゃ? 大げさな」
佐久弥 :39 「(ぼそ)……そういえば昔」
珠菜 :40 「昔、何ですの? 佐久弥」
佐久弥 :41 「…いや別に」
寿々加 :42 「と、とにかく行って来るぜ。な、千波流」
千波流 :43 「ああ、そうだな」
珠菜 :44 「でも…何故、こっそりなんですの?
お頭に直に頼めば、普通に見せていただけるのでは?」
寿々加 :45 「それが、各務が「これは遊びではないえ。任務中の出で立ちは、
軽々しく見て良い物ではないよ」ってよー」
佐久弥 :46 「ふうん…私も、そう思うけど」
千波流 :47 「だが、滅多に見られないものとなれば、見たいと思うのが世の常人の常だろ」
佐久弥 :48 「やめておいた方が、良いと思うけど」
千波流 :49 「駄目だと言われると余計に見たくなるぞ、佐久弥」
寿々加 :50 「そうだそうだ」
佐久弥 :51 「…まあ、良いけれどね、私は。…一応忠告はしたから。…それじゃ」
(佐久弥、去る)
羽霧 :52 「……何しに出てきたんだ、佐久弥のヤツ」
珠菜 :53 「さあ…相変わらず神出鬼没な方ですわよね」
(そーれから)
千波流 :54 「(小声で)…ようやくお頭の寝間まで辿り着けたな」
寿々加 :55 「(小声で)ああ。ここまでは抜かりないはずだ」
千波流 :56 「(小声で)…あとは、この戸をこっそり開けて隙間から覗くだけだ」
寿々加 :57 「(小声で・生唾を飲み込み)ああ。…抜かるなよ千波流」
千波流 :58 「(小声で)寿々加、お前こそ。―――行くぞ」
(そっと、少しだけ戸を動かす)
千波流
寿々加
:59_役名 ※「……!!」
千波流
寿々加
:60_役名 ※「う」
千波流
寿々加
:61_役名 ※「うわあああああああああああああああ………」
(…で)
佐久弥 :62 「ああ…せっかく忠告したのに。アレを見てしまったみたいだね。……フフ」

【終わり。…ひどいコメディで申し訳ありません】