●鬼神楽● ―――――――――――――――――――― 【〜一万打記念物語:残暑〜】 フォルダ名【kiri01_役名】 ―――――――――――――――――――― | ||
キャラ | :番号 | |
(ある日の厨房にて:だんだん声がF・IN) | ||
羽霧 | :01 | 「だーから! 何度言ったら分かるんだよ、珠菜! 塩はこの一番小さい匙を使ってだな、しかも半分で良いんだよ!」 |
珠菜 | :02 | 「ああうるさい事…。そんなもの、こうやって一つまみ」 |
羽霧 | :03 | 「あっバカ、それにはさっき…!」 |
珠菜 | :04 | 「パパっと。ほーら、これで良いじゃありませんか」 |
羽霧 | :05 | 「塩を二回も振ってどうするんだよ! 少しの量の違いで味にひどく影響するんだぞ!」 |
珠菜 | :06 | 「ああら羽霧、そこを何とかするのが、 賄いの腕の見せ所と言うものではございませんの」 |
羽霧 | :07 | 「はぁ〜、あーやだやだ、適量といい加減さとを履き違えてるヤツは。 そういう時にロクに味を調えたりする事が出来ねえ人間に限って 「適当で良いんじゃありませんこと〜」なんて言って誤魔化そうとするんだよな」 |
珠菜 | :08 | 「……それもしかして、わたくしの真似をしているおつもりなのかしら」 |
(会話にかぶせて、やや遠くから) | ||
千波流 | :09 | 「―――どっせーい!! 行くぜヤロウ共!! もとい寿々加ァ!!」 |
寿々加 | :10 | 「気合入れていくぞ千波流っ、オラァ!!」 |
千波流 | :11 | 「オラアァァッ!!」 |
珠菜 羽霧 |
:12_役名 | ※「……」 |
羽霧 | :13 | 「…何だありゃ」 |
珠菜 | :14 | 「…何ですのあれ」 |
羽霧 | :15 | 「二人ともミョーに気合入ってるな」 |
珠菜 | :16 | 「気合というより闘志を感じますわね」 |
千波流 | :17 | 「何を言ってるんだ、羽霧、珠菜! 男児が熱くて何が悪い!」 |
寿々加 | :18 | 「そうだそうだ! 真の男ってのはなァ、心の内に熱き魂を抱いてるもんなんだぜ!」 |
珠菜 | :19 | 「うっ、非常〜〜〜に暑苦しいですわっ」 |
佐久弥 | :20 | 「そうだね」 |
羽霧 | :21 | 「お、佐久弥」 |
佐久弥 | :22 | 「賑やかで楽しそうで結構だけど、せっかく気候も涼しくなってきたのに こう暑苦しいと台無しだよね」 |
千波流 | :23 | 「ううっ」 |
寿々加 | :24 | 「さ、佐久弥、今 俺たちの繊細な心にヒビが入ったぞ」 |
佐久弥 | :25 | 「ふふふ」 |
羽霧 | :26 | 「ところで、千波流も寿々加も、何をそんなに張り切ってんだ?」 |
寿々加 | :27 | 「それがな」 |
(と、言うわけで) | ||
珠菜 | :28 | 「…お頭が、お化粧を?」 |
寿々加 | :29 | 「そーなんだよ珠菜!」 |
羽霧 | :30 | 「へえ〜、そういや、俺も一度も見たことないぜ」 |
千波流 | :31 | 「任務の一環で、どうしても必要だったらしいんだがな。 だが、あのお頭が、だぞ? こんな機会は滅多にあるまい」 |
寿々加 | :32 | 「そーそ、だからこっそりな」 |
羽霧 | :33 | 「こっそりなんて言わなくても、普通に見にいきゃ良いじゃねえか、 別に裸を見に行くわけじゃねえんだし」 |
寿々加 | :34 | 「………………裸?」 |
千波流 | :35 | 「………………………はだか」 |
寿々加 | :36 | 「(ハッと何かを思い出して青ざめる)い、いや、羽霧っ! 冗談でも、ンな心臓に悪いこと言うなよっ!」 |
千波流 | :37 | 「(大きく息を吐き出して汗をぬぐう)……全くだ…、…死ぬかと思ったぞ」 |
羽霧 | :38 | 「…何だそりゃ? 大げさな」 |
佐久弥 | :39 | 「(ぼそ)……そういえば昔」 |
珠菜 | :40 | 「昔、何ですの? 佐久弥」 |
佐久弥 | :41 | 「…いや別に」 |
寿々加 | :42 | 「と、とにかく行って来るぜ。な、千波流」 |
千波流 | :43 | 「ああ、そうだな」 |
珠菜 | :44 | 「でも…何故、こっそりなんですの? お頭に直に頼めば、普通に見せていただけるのでは?」 |
寿々加 | :45 | 「それが、各務が「これは遊びではないえ。任務中の出で立ちは、 軽々しく見て良い物ではないよ」ってよー」 |
佐久弥 | :46 | 「ふうん…私も、そう思うけど」 |
千波流 | :47 | 「だが、滅多に見られないものとなれば、見たいと思うのが世の常人の常だろ」 |
佐久弥 | :48 | 「やめておいた方が、良いと思うけど」 |
千波流 | :49 | 「駄目だと言われると余計に見たくなるぞ、佐久弥」 |
寿々加 | :50 | 「そうだそうだ」 |
佐久弥 | :51 | 「…まあ、良いけれどね、私は。…一応忠告はしたから。…それじゃ」 |
(佐久弥、去る) | ||
羽霧 | :52 | 「……何しに出てきたんだ、佐久弥のヤツ」 |
珠菜 | :53 | 「さあ…相変わらず神出鬼没な方ですわよね」 |
(そーれから) | ||
千波流 | :54 | 「(小声で)…ようやくお頭の寝間まで辿り着けたな」 |
寿々加 | :55 | 「(小声で)ああ。ここまでは抜かりないはずだ」 |
千波流 | :56 | 「(小声で)…あとは、この戸をこっそり開けて隙間から覗くだけだ」 |
寿々加 | :57 | 「(小声で・生唾を飲み込み)ああ。…抜かるなよ千波流」 |
千波流 | :58 | 「(小声で)寿々加、お前こそ。―――行くぞ」 |
(そっと、少しだけ戸を動かす) | ||
千波流 寿々加 |
:59_役名 | ※「……!!」 |
千波流 寿々加 |
:60_役名 | ※「う」 |
千波流 寿々加 |
:61_役名 | ※「うわあああああああああああああああ………」 |
(…で) | ||
佐久弥 | :62 | 「ああ…せっかく忠告したのに。アレを見てしまったみたいだね。……フフ」 |